2001年11月21日 この記事は2910文字です

パソコン職人5(Sho's PC Lifeより)



せっかくのデート(ただの買い物)なのに、そのまま帰宅してしまった私・・・
家に帰り着いてから、「食事くらいすればよかった・・・」と思いましたが後の祭り。
帰る途中は、「組み立てがうまくいくか」ってことだけで頭がいっぱいでした。
が、せっかくのチャンスを棒に振ってしまうのが私の愛らしいところでもあるので、これで良しとします。


今回購入したパーツ類の主なスペックは、このようになりました。
依頼者の要求スペック、ターゲットのFMV CB/150WLとともに、このようになります。

 
依頼者の要求
購入機
FMV CB/150WL
CPU
Celeron 800MHz以上

Celeron 1.1GHz

Pentium4 1.5GHz
チップセット
-
intel 815E
intel 845
メモリ
256MB以上
512MB
256MB
ハードディスク
-
20GB
80GB
ビデオカード
-

ATI RADEON 7500

on boad
V-RAM
8MB以上
64MB
16MB
サウンド
-
on boad
on boad
PCIの空き
1~2
5
2
このスペックがあれば、少なくともグラフィック部門ではFMVなんか目じゃない性能を発揮できるはずです。
依頼者の要求は、確実にクリアしました。
購入金額は、モニタまで含めて全部で約10万6千円。
本体のみで77000円。当初の目標である、「10万円程度」は、あくまで本体のみを想定していましたので、
金額的には「大成功」だと思います。
システム系のベンチマークでは、若干引けを取るかもしれませんが、ほぼ互角でしょう。
2.5倍もの値段のパソコンに負けないものが完成したと思います。

さて、帰ってきてから早速組み立てにかかりました。
組み立ての作業そのものは至って順調でした。
ケースについている、ハードディスクや電源の「アクセスランプ(LED)」を差し間違い、
「動いているにもかかわらず、なにも点灯していない」といったトラブルはありましたが、
「ご愛敬」といったところで、システム自体にはなんの問題もありません。
OSのインストールまでを無難にこなし、早速グラフィック系のベンチマークをとってみました。

Madonion comの提供する代表的なベンチマークソフト、3D Mark 2000と2001で測ってみました。
結果は、「2000」で約5500、「2001」で約3400とまずまずの性能。
使ったお金からすれば立派なものです。
ちなみに、これは私のパソコンで出るスコアの約3倍にもなります。
これなら依頼者も満足してくれることでしょう。私も満足です。

 こうして、予定した金額と予想した性能が見事にマッチし、
しかもノートラブルという何から何まで気持ちのいいパソコンは、

後日依頼者の元へと納入されていきました。
今回の私の働きは、まさに「パソコン職人」と呼ぶにふさわしいものだった、と勝手に考えています。

(「パソコン職人」完)

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    2001年11月14日 この記事は3290文字です

    パソコン職人4(Sho's PC Lifeより)

    さて、さわやかな秋晴れの中、購入の日がやってきました。
    事前の打ち合わせで、当日は購入者本人とその姉である同僚、そして私の3人で
    パソコンショップを闊歩する、ということが決まっていました。
    私が一人で金を握って買いに行っても良かったのでしょうが、
    なんせ、日頃から貧乏生活には定評のあるこの私。
    10万以上もの大金を預かったら、なにかの発作でその場を走り去るおそれがあります。
    そうじゃないにしても、道を行く人々すべてが敵に見えてしまい、
    極端な人間不信に陥り、結果「自閉症」となることは目に見えています。

    まあ、本当の理由としては、「若い女の子二人連れて・・・フフフ」・・・じゃなくて、
    「使う本人が選んだ方がいいパーツがあるから」ということと、
    「大金を扱うわけだから本人が同伴した方がいい」という事からです。

    そんなこんなで迎えに行ったのですが、どうやら購入者本人は用事ができたらしく、
    結局は同僚と二人で買い物に行くことになりました。

    最初に向かった店は、ビギナーの心強い味方「アプライド」。
    量販店なので、価格的には魅力が少ないのですが、
    品数の豊富さは魅力です。
    今日の買い物はパソコン専門店(アプライドもそうですが、ここでは別として)でする予定ですが、
    そういった店は、「在庫切れ」なんて事が結構あります。
    そんなときのために、ちょっと割高感はありますが、ここで品物を買うことも想定しなければなりません。
    とりあえず価格を参考にしておくことと、在庫を確認しておくことが、後々役に立つこともあります。
    一通り目を通して、いよいよ目的の「博多駅近辺」に向かうことにしました。

    私の知ってる限りでは、博多駅近辺には3つの専門店があるのですが、
    それぞれに一長一短で、甲乙付けがたい店ばかりです。
    パーツによって(値段的に)強い弱いがあるので、くまなく価格を調べる必要があります。
    比較的小さい店の構えが、「初心者お断り」っぽい雰囲気を存分に醸し出していますが、
    勇気を出して(ホントに勇気がいります)店に一歩はいると、店員さん達はとても気さくでいい人達ばかりです。
    もちろん初心者には懇切丁寧にアドバイスをしていただけますし、
    なにしろ「専門」の人たちですからかなりつっこんだ質問にも的確に答えてくれます。

    私たちは、まず「選ぶ余地のない品」から購入することにしました。
    「メモリ」「FDD(フロッピー)」「CD-ROM」の3つです。
    他の二つはどこで買ってもにたようなものですが、
    メモリはこの近辺では「DOS/Vパラダイス」の価格に太刀打ちできる店はないので、
    とりあえず、その店に行きました。

    「予定」とは「未定」であって「決定」ではない・・・
    そんな言葉を忠実に実行するかのように、早くも予定は崩れ去りました。
    「これを買おう」と決めて店に入ったのに、出てきたときはしっかり違うものまで選んでました。
    「ハードディスク」です。予定が崩れた理由はわかりません。
    敢えていうなら、「そこにハードディスクが有ったから・・・」
    (どこにでもあるって!)

    現在の相場は、40GB(5400rpm)クラスで11,000程度。
    何も迷わずに購入しても良かったのですが、同僚に聞いたところ
    「容量はそんなにいらない(と思う)」ということでした。
    私の最初の試練が訪れました。
    実際使ってると、ハードディスクは20GBもあれば十分だということはわかっています。
    しかし、20GBと40GBに価格差はそれほどありません。
    40GBがお得だということは、わかっているのです・・・
    しかし・・・
    私は、迷った末に20GB(7200rpm)を選択しました。
    しかも、速さと静かさに定評のあるIBM製です。
    そうです。ここで私は「コストパフォーマンス」より「スピード」と「確かな品質」を取ったのです。
    価格は1万円しましたが、このチョイスは今でも正しかった、と今でも思いこんでいます。
    特に理由はありませんが、そう思ってた方が幸せです・・・

    さらに、最初からの予定だったメモリとFDDも買いました。
    メモリは512MB(256x2)で4千円弱。FDDは2千円でした。
    そして、CD-ROMはしっかり買い忘れていました・・・

    次に買おうと思ったのは、マザーボードとCPU。
    パソコンのメインとなる部分です。

    CPUは、intelのCeleronとはじめから決めてましたので、さほど迷うことはありません。
    強いていうならクロックですが、これは値段的に一番お買い得感のあるものを買うことにしていました。
    マザーボードに関しては、intel 815チップ搭載のものというのは早くから決定していたのですが、
    それだけでは、星の数ほど候補があります。
    特に調べた訳ではないので、どれがいいかはさっぱりわかりません。
    候補を絞るために、まずメーカーから決めました。
    私の現在使っているマザーボードのメーカーである、「ABIT」にしました。
    理由は単純明快。私は、自分のマザーボードがとても気に入っていたからです。
    あの名作「BH-6 ver,1.1」を世に送り出したメーカーが変なものを作るはずはありません。
    そして、メーカーとチップセットが決まれば自ずと買うものは絞られてきます。
    いくつかの製品の中から私が選んだのは、「ST6-E」。
    「キャスパー」と呼ばれる、基盤が白いマザーボードです。
    これは、見た瞬間心惹かれ、血がたぎりました。なんてったって、基盤が「白」ですよ!?
    「白」というのはとにかく凄げです。
    思えばあのガンダムも、「連邦の白いヤツ・・・」と色で(?)恐れられていました・・・
    これを買わないと一生後悔してしまいかねません。

    購入したのは、「パソコン工房」。
    オフィスビルの一階にひっそりとたたずんでいる、とても小さなパソコンショップです。
    CPUは、最初9,800円の1.0GHzのものを買う予定でしたが、お金を払う直前に1.1GHzとの価格差が
    わずか400円ということがわかり、あわてて1.1GHzのものに変えました。
    マザーボードは1万5千円。妥当なところでしょうか・・・
    この店で、先ほど忘れていたCD-ROMも購入しました。

    余談ですが、私はこのお店を見つけてから、はじめの一年は店にはいることができませんでした。
    ええ、小心者と呼んでくださって結構ですとも!
    ・・・なんか、怖かったんです・・・いかにも「オフィス」っぽくて入りづらいビルの雰囲気が・・・


    さて、このお店ではもう一つとても重要なものを買うことになりました。
    とうとう見つけたのです。ビデオカード「ATI RADEON 7500」を。
    アプライドや他の2店舗にはおいてなかったので、少しあきらめかけていました。
    それを見つけた次の瞬間には、それは私の手の中にありました。
    同僚にこれがなんなのかを説明することも忘れ、さらに値段を見るのも忘れ、
    とにかくレジに持っていっていました。
    ふと我に返って恐る恐る値段を見たら、21,000円。まあまあの金額です。
    ホッとしました。同僚への説明は、ついに忘れたままでしたが。

    そして、ケースとモニタ選びです。モニタは、三菱のRDF171H。
    17インチフラットです。約3万円。迷うことは全くなく、すんなり決まりました。
    残るもう一店舗、「TWO TOP」で買いました。
    ケースの方は、私が電源部分を見て大丈夫そうなものをピックアップし、後は同僚に任せました。
    使うのが妹らしいので、ホントは妹が選ぶのがいいのでしょうが、残念なことに
    ここにはいなかったため、同僚が決めました。
    同じ「女の子」だし、姉妹なんで感性的にも問題ないでしょう。たぶん・・・

    そんな感じですべてのパーツがそろいました。後は組み立てるだけです。
    私がついでに自分のために買おうと思っていたLANカードを買うのは忘れたまま、二人は帰路につきました・・・

    つづく

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  • 2001年11月 9日 この記事は2344文字です

    パソコン職人3(Sho's PC Lifeより)

    メモリ
    現在、 メモリはたくさんの種類が乱立している状態です。
    かつて一世を風靡し、まだまだ現役のSDRAM。
    それよりも後の規格で転送速度が速く、今後が期待できるRDRAMやDDR-SDRAM。

    現在は、まだSDRAMのシェアが全体の90%近くあるそうですが、
    いずれこの差はなくなっていくことでしょう。

    さて、今回の私の選んだCPUに対応するマザーボードのチップセットであるintel 815チップは、
    SDRAMをサポートしています。
    価格的に見ても一番お得なメモリで、現在の相場は128MBで1,000円以下。
    この金額でどうやって台湾(←想像)のメモリ工場の家族は暮らせるのでしょう・・・
    と、余計な心配を思わずしてしまう程の安さです。
    台湾が大地震に見舞われたとき、4万円にもなった価格がわずか2年で
    40分1の値段です。
    1年程前に1万円を切った128MBメモリを見て、
    「今が底値だ!」と即行で買いに行った自分が何とも恥ずかしい・・・

    しかし、この値段で買えるのは、今回のパソコン制作にとっては大きなメリットです。
    なんせ、予算の中で計算しなくてもいいほど安価なのですから。
    要求が256MBということでしたが、ここはケチらず512MB積むことにしました。
    それでも4千円しないのですから・・・

    ビデオカード
    ビデオカードは、ここ最近完全にnVIDA社の独り舞台でした。
    GeForceという強力なチップを武器に、3D描画の世界で他を圧倒し続けました。
    他社もこれに負けじと新製品を次々と投入するのですが、
    性能の面では、Geforceに及ぶことができず、それ故に
    付加価値での差で勝負するしかなく、苦しい状況でした。
    「Geforceこそ世界一ィィィ!!!!」と、あちらこちらのGeforceファンが声を大にしてのたまっているのを
    快く思ってないアンチGeforceユーザーも、今なにを発言しようと負け犬の遠吠えになる
    というのを知ってか知らずか、大人しくしている他ありませんでした。
    その様は、まるで独裁者と、それに対抗し地下に潜るレジスタンス・・・
    「いつかはきっと・・・」というのがアンチ達の合い言葉だった・・・かどうかは定かではありませんが・・・

    私も「アンチ」の一人です。3Dの性能はすばらしいかもしれませんが、
    2Dのあの下品な表現力・・・
    ゲーム等をパソコンでは一切しない私は、「2Dの表現力こそビデオカードの真の能力」と信じてやみません。
    2Dの性能は現在頭打ち状態だとはよく言いますが、それでも差はあるものです。
    そこに力を注ぎ込まない(そんなことは実際はないと思いますが)nVIDA社を、
    私はいまいち尊敬できませんでした。

    そんな風潮のなか、ビデオチップの老舗とも言えるATIがとうとうやってくれました。
    「アンチGeforce」達の期待を一身に背負って登場した
    「RADEON 7500」と「RADEON 8500」。
    3Dの性能でとうとうあのにっくきGeforceを上回ったのです。
    レジスタンス達の狂喜乱舞する姿が目に浮かびます。
    もとから2Dの表現力には定評のあるATI社が、とうとう3Dの世界でも頂点に立ったのです。
    特に同社の新チップを使った8500は、あのGeforce 3を上回る性能。
    それに加え、実売価格3万円以下という、ハイエンドチップとしては衝撃的な価格。
    5万円を超えるビデオカードを、3万円を切るビデオカードが超えたのです。
    旧チップの高クロック版である7500に至っては、2万円という驚きの安さ。
    性能も申し分なく、Geforce 2 GTSを越えています。

    私は、発売より少し前にこの情報を雑誌で知ったのですが、その瞬間から
    使ってみたいカードNo.1の座になりました。
    私の支持するmatrox社にいまいち活気がないのも、理由の一つです。
    今回のパソコン制作で、思わぬチャンスを手に入れた私は、
    他のパーツとは違い、ビデオカードだけは「これだ!」と最初から決めていました。
    時期的に8500は市場に出回っていなかったので、市場に出回り始めた7500がターゲットです。
    「将来的に3Dもやりたい」という依頼者の要求にも応えることができますし、
    なにより2万円に抑えられるというのは、大きな魅力でした。
    そんなわけで、ビデオカードは「RADEON 7500」一本に絞りました。妥協は「ナシ」です。

    ケース、その他
    安く作るために、どうしても予算を削りたくなるのがケースです。
    私も例外ではありません。
    今回は、依頼者が依頼者のため、後々「ケースを開けてメンテナンスや拡張・・・」ということは
    あんまり考えなくてもいい、と思いました。
    値段の張るケースというのは、メンテナンス製の良さや材質などが優れているので、
    そこを考えなければ、コストを抑えられるはずです。
    電源にしっかりしたものを搭載しているケースをできるだけ安価に調達することにしました。
    あとはデザインですが、これは依頼者に任せることにします。

    モニタは、現在もっともコストパフォーマンスに長けている17インチフラット。
    メーカーは、ソニーか三菱で決まりでしょう。
    あまり悩むことはありませんでした。

    CD-ROM、フロッピーディスクも迷うほど選択の余地はありませんし、
    何を選んでも構わないと思うので、店に行って手に取ったものを買うことにします。
    DVD-ROMも考えましたが、「プレステ2があるからいらない」という一言で候補からはずれました。
    CD-Rも「持ってる」そうです。

    そしていよいよ、購入当日がやってきました。

    つづく

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    2001年11月 7日 この記事は2927文字です

    パソコン職人2(Sho's PC Lifeより)

    パーツの選定に入った私は、まず、
    「メーカーは25万円でいったいどのようなパソコンを用意しているのだろう」
    ということを調べなくてはいけませんでした。
    そうです。最初のパソコンの購入以来、全くメーカー製に興味が無くなっていた私は、
    今の時代の「メーカー製パソコン」を全く知らなかったのです。
    「定価25万円」のパソコンを知るのでは意味がありません。
    なぜなら、購入するときの予算が25万円だからです。
    あくまで「実勢価格」を目処に考えなくてはなりません。
    早速広告を頼りに調べてみたところ、25万円パソコンには以下のようなものが用意されていることがわかりました。

    富士通 FMV デスクパワーC CB/150WL
    CPU Pentium4 1.5GHz
    チップセット intel 845チップセット
    メモリ 256MB(SD-RAM)PC-133
    ハードディスク 80GB
    グラフィック オンボード16MB
    メディアドライブ CD-R/RW DVD ドライブ
    サウンド オンボード
    PCIの空き 2
    モニタ 17インチTFTワイド液晶(最大解像度 1280x1024)
    以下、略・・・


    正直、あまりの驚きに声が出ませんでした。
    詳しいことはもちろんわかりませんが、きっとモニタ代が全金額の半分くらいを締めているのでしょう。
    とても寂しいスペックです。
    ひょっとしたら、私のパソコンの方がベンチマークでいいスコアを出せるかもしれません。

    ほかにもいろんな機能が装備されているなかなかの意欲作のようですが、
    私からしてみれば、「その他いろいろ」と、一区切りにしてしまう程度にしか見えません。
    もちろん、する事のはっきりしている同僚の妹にも後の機能はすべて無駄でしょう。
    さて、ここがメーカー製のどうしようもないところなんですが、
    「いらないものは付けなくていいから、値段下げて」
    と言うことは、一切通用しません。
    すべての機能を搭載して初めて出せる価格だからです。
    従って、いらないもの(一生使う可能性のない無駄な機能)にまで絶対にお金を払わないといけないのです。
    だいたい、ハードディスクに80GBもの容量を必要としている一般ユーザーはいったいどれくらいいるのか、甚だ疑問ですし、
    17インチ液晶ワイドに至っては、それ自体の存在価値すらわからない人が大多数ではないでしょうか。
    私にもさっぱりわかりません・・・
    それに比べ、自作のいいところは、
    「自分にとって最低限必要なものだけにお金を使える」
    という一点につきます。
    普通に使えばハードディスクなんて20GBでも多いくらいですし、
    モニタも高い液晶より価格のこなれたブラウン管の方が絶対お買い得です。
    液晶のいいところなんて、薄いだけじゃないですか?
    「スペースがなくて・・・」とおっしゃる方には、迷わずノートをお薦めします。確実に省スペースで済みますよ。

    メーカー製のだいたいの状況も飲み込めたところで、再びパーツ選定作業に入りました。
    が!
    ここでとても重要なことを思い出しました。
    私の基本理念は、「安い割に高性能」なパソコンだったはずです。
    おそらく25万円使い切れば、ものすごく高性能なパソコンができあがるでしょう。
    しかし、「安さ」が全くありません・・・
    さらに、同僚に「安くできるよ」と、高らかに宣言してしまってるじゃないですか!
    そして今回何より重要なのは、「使う人が女の子」ということです。
    普通、パソコンの構造に詳しい女の子はざらにはいません。
    もしいたとしても、きっと僕に頼ることなく自分で作るはずです。
    と、いうことは、トラブルは極力さけなければならないということです。
    そういったことから、「安定動作」も重要な要素です。
    浮かれた気持ちは一気に消し飛び、一転、堅実なパーツ選びをする事にしました。
    目標とするスペックは、もちろん富士通の25万円パソコン。
    これを必要なものだけをそろえることで、どうにか10万円でできないかを基準に選びました。

    マザーボード&CPU
    現在パーツ選びをする中で、マーザーボードとCPUは切っても切れない関係にあります。
    それぞれのCPUに合った形状のソケットを持つマザーボード。
    「安定」というと、やはりintelでしょう。
    自作派にとっては、アスロン中心にしたAMDも魅力的だと思いますが、
    安定ということになると、やはりまだ疑問符がつきます。
    CPUはintelのものをチョイスすることにしました。
    現在作られているCPUは、
    Pentium III , Celeron , Pentium 4
    の3種類です。
    Pentium IIIは、性能の割に値段が高く、しかも「先がない」ような感が否めません。
    今回はパスすることにしました。
    となると、残るはCeleronかPentium 4。
    Pentium 4 1.5GHzの富士通パソコンを越えるのが目標なので、Pentium 4なら
    1.5GHz以上のものが必要です。
    1.6GHzのもので、現在の相場は約2万円。
    Celeronは、現在発売されている最高のものが1.2GHzで約1万3千円。
    値段的には文句なしでCeleronです。
    ここで、問題なのが性能なんですが、実はここに少しトリックが・・・
    数字的に見ると、明らかにPentium 4の方が勝っているのですが、
    実はPentium 4 1.6GHzはCeleron 1.0GHzよりも性能が劣るのです。
    (もちろん、 処理の内容によっては勝つとこもありますが・・・)
    詳しい事は書きませんが、数字のトリックといいますか・・・簡単にいうと、
    「Pentium 4は、数字的にはすごそうに見えて、実はそれほどすごくない」のです。
    2GHzという高クロックモデルもありますが、値段が・・・
    となれば、現時点でチョイスするのはもちろんCeleron。
    併せて、マザーボードはCeleronに対応しているものに自動的に決まります。
    その中で一番コストパフォーマンスが高く、安定しているのはintel 815チップセットをもつマザーボードですので、
    そのチップセットをもつマザーボードを選ぶことにしました。
    これによって、自動的に次の項で述べる「メモリ」も決まりました。

    つづく

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    2001年11月 6日 この記事は1928文字です

    パソコン職人1(Sho's PC Lifeより)

    私のパソコンも数々のアップグレードの後非常に安定した動作をしており、
    日常使う分には全くもって不満はありません。
    最近になってCPUを1.0GHzの物に乗せ換えはしましたが、
    それも、「安かったから」といった理由だけで、特に不満を感じたからではありませんでした。
    「自作熱」はすっかり落ち着いた物に。

    そんな平穏な日々の中、最近職場の同僚から、
    「妹がCGをやるためにパソコン買い直したいって言ってるけど、どんなのがいい?」
    という相談を受けました。きっと同僚は、
    「どのくらいの(スペックの)物を買えばいい?」と聞いているのでしょう。
    おそらく、市販のいわゆる「メーカ製パソコン」で「どのくらいの物」を買えばいいかの
    アドバイスをもらいたかったのだと思いました。
    きっと一般的にも、そうだと受け止めるのが普通のはずです。
    しかし、私はその瞬間、眠っていた「自作熱」が一気に目覚めるのを感じました。
    答えが、頭で考えるよりも先に、
    「メーカー製は変なところに金使ってるから、どうせ同じ物を買うなら自作の方が絶対安いよ。」
    続けざまに、
    「画像を扱うのなら、パーツ単位での選定もできる自作の方が満足のいく物が手にはいるよ。」
    畳み込むように、

    なんなら、俺が作ってもいいけど?

    もちろん、最後の「作ってもいいけど」は、「お願い!作らせて。楽しそうだから」
    の意味が込められての発言です。
    最後の言葉までをおよそ10秒の速さでまくし立てた私に、
    同僚はさぞ驚いたことだと思います。
    そして驚いた勢いからか、「うん。お願い」と答えていました。
    久々に楽しくなりそうな予感です。

    さて、ここでひとまず冷静になった私は、まだ
    「どんなもの」を「いくら位の予算で」欲しいのかを
    全然聞いていなかったことを思い出しました。
    「どんなもの」というのは、おぼろげながら「画像を扱えるもの」という事がわかってるのですが、
    肝心の予算がわかりません。

    私の考える「画像の扱えるもの」というのは、結構なハイスペックマシンです。
    3Dまで扱うつもりなら、それなりの出費はいるでしょう。
    「まずは、スペックか・・・でも、CGといってもいったいどんなことがどのくらいやりたいのだろう・・・」
    そんなことを漠然と考えていましたが、
    その考えは杞憂に終わりました。
    同僚の妹は、パソコンをお店に見に行ったりなどしていて
    結構はっきりした「欲しいパソコン観」があったのです。
    数日後、同僚が、妹の購入したいパソコンのスペックを紙に書いて持ってきてくれました。
    それによると、

    CPU Celeron 800MHz以上
    メモリ 256MB以上
    ビデオメモリ 8MB以上
    PCIスロットの空き 1~2
    モニタ 800x600以上の解像度

    だそうです。
    「詳しくはわからないので、これでスペックが不足するなら、そこは変えて欲しい」
    というようなことを言われました。
    私は、少し不安がよぎりました。
    「このパソコンをいったいいくらで作れというのだろうか・・・」
    まさか、5万以内???
    私の知る限り、低すぎる(と言ったら、言い過ぎですけど)スペックのパソコンは、逆にコスト高です。
    このスペックだったら、メーカー製の値段とあまり変わらないか、
    逆に高くなってしまう可能性があります。
    もちろん、5万円以内でこれくらいのものができなくもないですが、自作でのお得感は全くの「0」です。
    私は、ドキドキしながら予算の話題に触れました。
    「いくらくらいで作って欲しい?」
    すると、あまりにも意外な答えが返ってきました。
    「どれくらいでできるのかさっぱりわからないから」と前置きした上で、
    「妹と店で見たときは、だいたいこれくらいのものが15万~25万くらいだった。」
    ・・・予算の問題も一気に解決。

    まあ、いろいろ聞いてみると、さっきの条件は「あくまで最低ライン」であって、
    よくできるならどんどん良くしたい、とのことのようです。

    ともあれ、私はほぼ何の制約も受けずに自作機に取りかかることができるようです。
    なんてったって、上限25万円
    「どんなものを作ろうかな・・・?」
    私は、心を躍らせながら早速暫定的なパーツ選定に入りました。

    つづく

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