パソコン職人2(Sho's PC Lifeより)
パーツの選定に入った私は、まず、
「メーカーは25万円でいったいどのようなパソコンを用意しているのだろう」
ということを調べなくてはいけませんでした。
そうです。最初のパソコンの購入以来、全くメーカー製に興味が無くなっていた私は、
今の時代の「メーカー製パソコン」を全く知らなかったのです。
「定価25万円」のパソコンを知るのでは意味がありません。
なぜなら、購入するときの予算が25万円だからです。
あくまで「実勢価格」を目処に考えなくてはなりません。
早速広告を頼りに調べてみたところ、25万円パソコンには以下のようなものが用意されていることがわかりました。
| CPU | Pentium4 1.5GHz |
| チップセット | intel 845チップセット |
| メモリ | 256MB(SD-RAM)PC-133 |
| ハードディスク | 80GB |
| グラフィック | オンボード16MB |
| メディアドライブ | CD-R/RW DVD ドライブ |
| サウンド | オンボード |
| PCIの空き | 2 |
| モニタ | 17インチTFTワイド液晶(最大解像度 1280x1024) |
| 以下、略・・・ | |
正直、あまりの驚きに声が出ませんでした。
詳しいことはもちろんわかりませんが、きっとモニタ代が全金額の半分くらいを締めているのでしょう。
とても寂しいスペックです。
ひょっとしたら、私のパソコンの方がベンチマークでいいスコアを出せるかもしれません。
ほかにもいろんな機能が装備されているなかなかの意欲作のようですが、
私からしてみれば、「その他いろいろ」と、一区切りにしてしまう程度にしか見えません。
もちろん、する事のはっきりしている同僚の妹にも後の機能はすべて無駄でしょう。
さて、ここがメーカー製のどうしようもないところなんですが、
「いらないものは付けなくていいから、値段下げて」
と言うことは、一切通用しません。
すべての機能を搭載して初めて出せる価格だからです。
従って、いらないもの(一生使う可能性のない無駄な機能)にまで絶対にお金を払わないといけないのです。
だいたい、ハードディスクに80GBもの容量を必要としている一般ユーザーはいったいどれくらいいるのか、甚だ疑問ですし、
17インチ液晶ワイドに至っては、それ自体の存在価値すらわからない人が大多数ではないでしょうか。
私にもさっぱりわかりません・・・
それに比べ、自作のいいところは、
「自分にとって最低限必要なものだけにお金を使える」
という一点につきます。
普通に使えばハードディスクなんて20GBでも多いくらいですし、
モニタも高い液晶より価格のこなれたブラウン管の方が絶対お買い得です。
液晶のいいところなんて、薄いだけじゃないですか?
「スペースがなくて・・・」とおっしゃる方には、迷わずノートをお薦めします。確実に省スペースで済みますよ。
メーカー製のだいたいの状況も飲み込めたところで、再びパーツ選定作業に入りました。
が!
ここでとても重要なことを思い出しました。
私の基本理念は、「安い割に高性能」なパソコンだったはずです。
おそらく25万円使い切れば、ものすごく高性能なパソコンができあがるでしょう。
しかし、「安さ」が全くありません・・・
さらに、同僚に「安くできるよ」と、高らかに宣言してしまってるじゃないですか!
そして今回何より重要なのは、「使う人が女の子」ということです。
普通、パソコンの構造に詳しい女の子はざらにはいません。
もしいたとしても、きっと僕に頼ることなく自分で作るはずです。
と、いうことは、トラブルは極力さけなければならないということです。
そういったことから、「安定動作」も重要な要素です。
浮かれた気持ちは一気に消し飛び、一転、堅実なパーツ選びをする事にしました。
目標とするスペックは、もちろん富士通の25万円パソコン。
これを必要なものだけをそろえることで、どうにか10万円でできないかを基準に選びました。
マザーボード&CPU
現在パーツ選びをする中で、マーザーボードとCPUは切っても切れない関係にあります。
それぞれのCPUに合った形状のソケットを持つマザーボード。
「安定」というと、やはりintelでしょう。
自作派にとっては、アスロン中心にしたAMDも魅力的だと思いますが、
安定ということになると、やはりまだ疑問符がつきます。
CPUはintelのものをチョイスすることにしました。
現在作られているCPUは、
Pentium III , Celeron , Pentium 4
の3種類です。
Pentium IIIは、性能の割に値段が高く、しかも「先がない」ような感が否めません。
今回はパスすることにしました。
となると、残るはCeleronかPentium 4。
Pentium 4 1.5GHzの富士通パソコンを越えるのが目標なので、Pentium 4なら
1.5GHz以上のものが必要です。
1.6GHzのもので、現在の相場は約2万円。
Celeronは、現在発売されている最高のものが1.2GHzで約1万3千円。
値段的には文句なしでCeleronです。
ここで、問題なのが性能なんですが、実はここに少しトリックが・・・
数字的に見ると、明らかにPentium 4の方が勝っているのですが、
実はPentium 4 1.6GHzはCeleron
1.0GHzよりも性能が劣るのです。
(もちろん、
処理の内容によっては勝つとこもありますが・・・)
詳しい事は書きませんが、数字のトリックといいますか・・・簡単にいうと、
「Pentium 4は、数字的にはすごそうに見えて、実はそれほどすごくない」のです。
2GHzという高クロックモデルもありますが、値段が・・・
となれば、現時点でチョイスするのはもちろんCeleron。
併せて、マザーボードはCeleronに対応しているものに自動的に決まります。
その中で一番コストパフォーマンスが高く、安定しているのはintel 815チップセットをもつマザーボードですので、
そのチップセットをもつマザーボードを選ぶことにしました。
これによって、自動的に次の項で述べる「メモリ」も決まりました。
(つづく)









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