2001年11月 9日 この記事は2344文字です

パソコン職人3(Sho's PC Lifeより)



メモリ
現在、 メモリはたくさんの種類が乱立している状態です。
かつて一世を風靡し、まだまだ現役のSDRAM。
それよりも後の規格で転送速度が速く、今後が期待できるRDRAMやDDR-SDRAM。

現在は、まだSDRAMのシェアが全体の90%近くあるそうですが、
いずれこの差はなくなっていくことでしょう。

さて、今回の私の選んだCPUに対応するマザーボードのチップセットであるintel 815チップは、
SDRAMをサポートしています。
価格的に見ても一番お得なメモリで、現在の相場は128MBで1,000円以下。
この金額でどうやって台湾(←想像)のメモリ工場の家族は暮らせるのでしょう・・・
と、余計な心配を思わずしてしまう程の安さです。
台湾が大地震に見舞われたとき、4万円にもなった価格がわずか2年で
40分1の値段です。
1年程前に1万円を切った128MBメモリを見て、
「今が底値だ!」と即行で買いに行った自分が何とも恥ずかしい・・・

しかし、この値段で買えるのは、今回のパソコン制作にとっては大きなメリットです。
なんせ、予算の中で計算しなくてもいいほど安価なのですから。
要求が256MBということでしたが、ここはケチらず512MB積むことにしました。
それでも4千円しないのですから・・・

ビデオカード
ビデオカードは、ここ最近完全にnVIDA社の独り舞台でした。
GeForceという強力なチップを武器に、3D描画の世界で他を圧倒し続けました。
他社もこれに負けじと新製品を次々と投入するのですが、
性能の面では、Geforceに及ぶことができず、それ故に
付加価値での差で勝負するしかなく、苦しい状況でした。
「Geforceこそ世界一ィィィ!!!!」と、あちらこちらのGeforceファンが声を大にしてのたまっているのを
快く思ってないアンチGeforceユーザーも、今なにを発言しようと負け犬の遠吠えになる
というのを知ってか知らずか、大人しくしている他ありませんでした。
その様は、まるで独裁者と、それに対抗し地下に潜るレジスタンス・・・
「いつかはきっと・・・」というのがアンチ達の合い言葉だった・・・かどうかは定かではありませんが・・・

私も「アンチ」の一人です。3Dの性能はすばらしいかもしれませんが、
2Dのあの下品な表現力・・・
ゲーム等をパソコンでは一切しない私は、「2Dの表現力こそビデオカードの真の能力」と信じてやみません。
2Dの性能は現在頭打ち状態だとはよく言いますが、それでも差はあるものです。
そこに力を注ぎ込まない(そんなことは実際はないと思いますが)nVIDA社を、
私はいまいち尊敬できませんでした。

そんな風潮のなか、ビデオチップの老舗とも言えるATIがとうとうやってくれました。
「アンチGeforce」達の期待を一身に背負って登場した
「RADEON 7500」と「RADEON 8500」。
3Dの性能でとうとうあのにっくきGeforceを上回ったのです。
レジスタンス達の狂喜乱舞する姿が目に浮かびます。
もとから2Dの表現力には定評のあるATI社が、とうとう3Dの世界でも頂点に立ったのです。
特に同社の新チップを使った8500は、あのGeforce 3を上回る性能。
それに加え、実売価格3万円以下という、ハイエンドチップとしては衝撃的な価格。
5万円を超えるビデオカードを、3万円を切るビデオカードが超えたのです。
旧チップの高クロック版である7500に至っては、2万円という驚きの安さ。
性能も申し分なく、Geforce 2 GTSを越えています。

私は、発売より少し前にこの情報を雑誌で知ったのですが、その瞬間から
使ってみたいカードNo.1の座になりました。
私の支持するmatrox社にいまいち活気がないのも、理由の一つです。
今回のパソコン制作で、思わぬチャンスを手に入れた私は、
他のパーツとは違い、ビデオカードだけは「これだ!」と最初から決めていました。
時期的に8500は市場に出回っていなかったので、市場に出回り始めた7500がターゲットです。
「将来的に3Dもやりたい」という依頼者の要求にも応えることができますし、
なにより2万円に抑えられるというのは、大きな魅力でした。
そんなわけで、ビデオカードは「RADEON 7500」一本に絞りました。妥協は「ナシ」です。

ケース、その他
安く作るために、どうしても予算を削りたくなるのがケースです。
私も例外ではありません。
今回は、依頼者が依頼者のため、後々「ケースを開けてメンテナンスや拡張・・・」ということは
あんまり考えなくてもいい、と思いました。
値段の張るケースというのは、メンテナンス製の良さや材質などが優れているので、
そこを考えなければ、コストを抑えられるはずです。
電源にしっかりしたものを搭載しているケースをできるだけ安価に調達することにしました。
あとはデザインですが、これは依頼者に任せることにします。

モニタは、現在もっともコストパフォーマンスに長けている17インチフラット。
メーカーは、ソニーか三菱で決まりでしょう。
あまり悩むことはありませんでした。

CD-ROM、フロッピーディスクも迷うほど選択の余地はありませんし、
何を選んでも構わないと思うので、店に行って手に取ったものを買うことにします。
DVD-ROMも考えましたが、「プレステ2があるからいらない」という一言で候補からはずれました。
CD-Rも「持ってる」そうです。

そしていよいよ、購入当日がやってきました。

つづく

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