2001年11月14日 この記事は3290文字です

パソコン職人4(Sho's PC Lifeより)



さて、さわやかな秋晴れの中、購入の日がやってきました。
事前の打ち合わせで、当日は購入者本人とその姉である同僚、そして私の3人で
パソコンショップを闊歩する、ということが決まっていました。
私が一人で金を握って買いに行っても良かったのでしょうが、
なんせ、日頃から貧乏生活には定評のあるこの私。
10万以上もの大金を預かったら、なにかの発作でその場を走り去るおそれがあります。
そうじゃないにしても、道を行く人々すべてが敵に見えてしまい、
極端な人間不信に陥り、結果「自閉症」となることは目に見えています。

まあ、本当の理由としては、「若い女の子二人連れて・・・フフフ」・・・じゃなくて、
「使う本人が選んだ方がいいパーツがあるから」ということと、
「大金を扱うわけだから本人が同伴した方がいい」という事からです。

そんなこんなで迎えに行ったのですが、どうやら購入者本人は用事ができたらしく、
結局は同僚と二人で買い物に行くことになりました。

最初に向かった店は、ビギナーの心強い味方「アプライド」。
量販店なので、価格的には魅力が少ないのですが、
品数の豊富さは魅力です。
今日の買い物はパソコン専門店(アプライドもそうですが、ここでは別として)でする予定ですが、
そういった店は、「在庫切れ」なんて事が結構あります。
そんなときのために、ちょっと割高感はありますが、ここで品物を買うことも想定しなければなりません。
とりあえず価格を参考にしておくことと、在庫を確認しておくことが、後々役に立つこともあります。
一通り目を通して、いよいよ目的の「博多駅近辺」に向かうことにしました。

私の知ってる限りでは、博多駅近辺には3つの専門店があるのですが、
それぞれに一長一短で、甲乙付けがたい店ばかりです。
パーツによって(値段的に)強い弱いがあるので、くまなく価格を調べる必要があります。
比較的小さい店の構えが、「初心者お断り」っぽい雰囲気を存分に醸し出していますが、
勇気を出して(ホントに勇気がいります)店に一歩はいると、店員さん達はとても気さくでいい人達ばかりです。
もちろん初心者には懇切丁寧にアドバイスをしていただけますし、
なにしろ「専門」の人たちですからかなりつっこんだ質問にも的確に答えてくれます。

私たちは、まず「選ぶ余地のない品」から購入することにしました。
「メモリ」「FDD(フロッピー)」「CD-ROM」の3つです。
他の二つはどこで買ってもにたようなものですが、
メモリはこの近辺では「DOS/Vパラダイス」の価格に太刀打ちできる店はないので、
とりあえず、その店に行きました。

「予定」とは「未定」であって「決定」ではない・・・
そんな言葉を忠実に実行するかのように、早くも予定は崩れ去りました。
「これを買おう」と決めて店に入ったのに、出てきたときはしっかり違うものまで選んでました。
「ハードディスク」です。予定が崩れた理由はわかりません。
敢えていうなら、「そこにハードディスクが有ったから・・・」
(どこにでもあるって!)

現在の相場は、40GB(5400rpm)クラスで11,000程度。
何も迷わずに購入しても良かったのですが、同僚に聞いたところ
「容量はそんなにいらない(と思う)」ということでした。
私の最初の試練が訪れました。
実際使ってると、ハードディスクは20GBもあれば十分だということはわかっています。
しかし、20GBと40GBに価格差はそれほどありません。
40GBがお得だということは、わかっているのです・・・
しかし・・・
私は、迷った末に20GB(7200rpm)を選択しました。
しかも、速さと静かさに定評のあるIBM製です。
そうです。ここで私は「コストパフォーマンス」より「スピード」と「確かな品質」を取ったのです。
価格は1万円しましたが、このチョイスは今でも正しかった、と今でも思いこんでいます。
特に理由はありませんが、そう思ってた方が幸せです・・・

さらに、最初からの予定だったメモリとFDDも買いました。
メモリは512MB(256x2)で4千円弱。FDDは2千円でした。
そして、CD-ROMはしっかり買い忘れていました・・・

次に買おうと思ったのは、マザーボードとCPU。
パソコンのメインとなる部分です。

CPUは、intelのCeleronとはじめから決めてましたので、さほど迷うことはありません。
強いていうならクロックですが、これは値段的に一番お買い得感のあるものを買うことにしていました。
マザーボードに関しては、intel 815チップ搭載のものというのは早くから決定していたのですが、
それだけでは、星の数ほど候補があります。
特に調べた訳ではないので、どれがいいかはさっぱりわかりません。
候補を絞るために、まずメーカーから決めました。
私の現在使っているマザーボードのメーカーである、「ABIT」にしました。
理由は単純明快。私は、自分のマザーボードがとても気に入っていたからです。
あの名作「BH-6 ver,1.1」を世に送り出したメーカーが変なものを作るはずはありません。
そして、メーカーとチップセットが決まれば自ずと買うものは絞られてきます。
いくつかの製品の中から私が選んだのは、「ST6-E」。
「キャスパー」と呼ばれる、基盤が白いマザーボードです。
これは、見た瞬間心惹かれ、血がたぎりました。なんてったって、基盤が「白」ですよ!?
「白」というのはとにかく凄げです。
思えばあのガンダムも、「連邦の白いヤツ・・・」と色で(?)恐れられていました・・・
これを買わないと一生後悔してしまいかねません。

購入したのは、「パソコン工房」。
オフィスビルの一階にひっそりとたたずんでいる、とても小さなパソコンショップです。
CPUは、最初9,800円の1.0GHzのものを買う予定でしたが、お金を払う直前に1.1GHzとの価格差が
わずか400円ということがわかり、あわてて1.1GHzのものに変えました。
マザーボードは1万5千円。妥当なところでしょうか・・・
この店で、先ほど忘れていたCD-ROMも購入しました。

余談ですが、私はこのお店を見つけてから、はじめの一年は店にはいることができませんでした。
ええ、小心者と呼んでくださって結構ですとも!
・・・なんか、怖かったんです・・・いかにも「オフィス」っぽくて入りづらいビルの雰囲気が・・・


さて、このお店ではもう一つとても重要なものを買うことになりました。
とうとう見つけたのです。ビデオカード「ATI RADEON 7500」を。
アプライドや他の2店舗にはおいてなかったので、少しあきらめかけていました。
それを見つけた次の瞬間には、それは私の手の中にありました。
同僚にこれがなんなのかを説明することも忘れ、さらに値段を見るのも忘れ、
とにかくレジに持っていっていました。
ふと我に返って恐る恐る値段を見たら、21,000円。まあまあの金額です。
ホッとしました。同僚への説明は、ついに忘れたままでしたが。

そして、ケースとモニタ選びです。モニタは、三菱のRDF171H。
17インチフラットです。約3万円。迷うことは全くなく、すんなり決まりました。
残るもう一店舗、「TWO TOP」で買いました。
ケースの方は、私が電源部分を見て大丈夫そうなものをピックアップし、後は同僚に任せました。
使うのが妹らしいので、ホントは妹が選ぶのがいいのでしょうが、残念なことに
ここにはいなかったため、同僚が決めました。
同じ「女の子」だし、姉妹なんで感性的にも問題ないでしょう。たぶん・・・

そんな感じですべてのパーツがそろいました。後は組み立てるだけです。
私がついでに自分のために買おうと思っていたLANカードを買うのは忘れたまま、二人は帰路につきました・・・

つづく

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