2001年11月 6日 この記事は1928文字です

パソコン職人1(Sho's PC Lifeより)



私のパソコンも数々のアップグレードの後非常に安定した動作をしており、
日常使う分には全くもって不満はありません。
最近になってCPUを1.0GHzの物に乗せ換えはしましたが、
それも、「安かったから」といった理由だけで、特に不満を感じたからではありませんでした。
「自作熱」はすっかり落ち着いた物に。

そんな平穏な日々の中、最近職場の同僚から、
「妹がCGをやるためにパソコン買い直したいって言ってるけど、どんなのがいい?」
という相談を受けました。きっと同僚は、
「どのくらいの(スペックの)物を買えばいい?」と聞いているのでしょう。
おそらく、市販のいわゆる「メーカ製パソコン」で「どのくらいの物」を買えばいいかの
アドバイスをもらいたかったのだと思いました。
きっと一般的にも、そうだと受け止めるのが普通のはずです。
しかし、私はその瞬間、眠っていた「自作熱」が一気に目覚めるのを感じました。
答えが、頭で考えるよりも先に、
「メーカー製は変なところに金使ってるから、どうせ同じ物を買うなら自作の方が絶対安いよ。」
続けざまに、
「画像を扱うのなら、パーツ単位での選定もできる自作の方が満足のいく物が手にはいるよ。」
畳み込むように、

なんなら、俺が作ってもいいけど?

もちろん、最後の「作ってもいいけど」は、「お願い!作らせて。楽しそうだから」
の意味が込められての発言です。
最後の言葉までをおよそ10秒の速さでまくし立てた私に、
同僚はさぞ驚いたことだと思います。
そして驚いた勢いからか、「うん。お願い」と答えていました。
久々に楽しくなりそうな予感です。

さて、ここでひとまず冷静になった私は、まだ
「どんなもの」を「いくら位の予算で」欲しいのかを
全然聞いていなかったことを思い出しました。
「どんなもの」というのは、おぼろげながら「画像を扱えるもの」という事がわかってるのですが、
肝心の予算がわかりません。

私の考える「画像の扱えるもの」というのは、結構なハイスペックマシンです。
3Dまで扱うつもりなら、それなりの出費はいるでしょう。
「まずは、スペックか・・・でも、CGといってもいったいどんなことがどのくらいやりたいのだろう・・・」
そんなことを漠然と考えていましたが、
その考えは杞憂に終わりました。
同僚の妹は、パソコンをお店に見に行ったりなどしていて
結構はっきりした「欲しいパソコン観」があったのです。
数日後、同僚が、妹の購入したいパソコンのスペックを紙に書いて持ってきてくれました。
それによると、

CPU Celeron 800MHz以上
メモリ 256MB以上
ビデオメモリ 8MB以上
PCIスロットの空き 1~2
モニタ 800x600以上の解像度

だそうです。
「詳しくはわからないので、これでスペックが不足するなら、そこは変えて欲しい」
というようなことを言われました。
私は、少し不安がよぎりました。
「このパソコンをいったいいくらで作れというのだろうか・・・」
まさか、5万以内???
私の知る限り、低すぎる(と言ったら、言い過ぎですけど)スペックのパソコンは、逆にコスト高です。
このスペックだったら、メーカー製の値段とあまり変わらないか、
逆に高くなってしまう可能性があります。
もちろん、5万円以内でこれくらいのものができなくもないですが、自作でのお得感は全くの「0」です。
私は、ドキドキしながら予算の話題に触れました。
「いくらくらいで作って欲しい?」
すると、あまりにも意外な答えが返ってきました。
「どれくらいでできるのかさっぱりわからないから」と前置きした上で、
「妹と店で見たときは、だいたいこれくらいのものが15万~25万くらいだった。」
・・・予算の問題も一気に解決。

まあ、いろいろ聞いてみると、さっきの条件は「あくまで最低ライン」であって、
よくできるならどんどん良くしたい、とのことのようです。

ともあれ、私はほぼ何の制約も受けずに自作機に取りかかることができるようです。
なんてったって、上限25万円
「どんなものを作ろうかな・・・?」
私は、心を躍らせながら早速暫定的なパーツ選定に入りました。

つづく

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